【獣医師監修】ペットの栄養補助食品について | WePet-プレミアムペットフード通販

【獣医師監修】ペットの栄養補助食品について

健康

ペットも高齢化が進み、少しでも長く健康を維持するために様々な健康食品が販売されるようになりました。
今回は、その中でも栄養補助食品にフォーカスをあててお話していきます。

栄養補助食品とは

ふだんメインの食事として食べているフードは「総合栄養食」と呼ばれ、一日に必要な栄養素がバランスよく含まれているものです。
しかし、様々な原因で必要な栄養素やカロリーを食事だけでは補うことが難しい場合に、足りない栄養素を補給してあげることを目的でとして使用されるのが栄養補助食品です。

サプリメントと同様、いわゆる「健康食品」の呼称の一つですが、栄養補助食品は、サプリメントのように錠剤やカプセルではなく通常の食品形態に近いものが一般的です。

どんな種類があるの?

栄養補助食品はその子の状態によって食べやすい形状を選べるように色々な形状のものが販売されています。
普段のフードにかけたり混ぜて使用しやすいものとしては、液体、粉末、ゼリー状、ペースト状のものがあり、総合栄養食と併せて摂りやすいようになっています。

液体のものは注射器に入れてお口のわきから少しずつ与えることもできます。
また、ジャーキーなどおやつの形状として売られているものもあり、その子の食欲の状態や好みにより食べやすいものを選択してあげましょう。

どんなときに必要なの?

普通に食欲がありバランスの良い総合栄養食を必要量食べれていれば特に栄養補助食品は必要ありませんが、

  • 慢性疾患で食欲が落ちている
  • シニアになって咀嚼
  • 嚥下機能が落ちている
  • 口腔内疾患などで、口の中の痛みで食事が十分に摂れない

など、普段の食事で必要な栄養素やカロリーが補いきれない場合に栄養補助食品を検討する必要があります。

注意すること

栄養補助食品はあくまでメインの食事を補助するものなので、メインの総合栄養食がほとんど食べれていない場合は、栄養補助食品ではなく食べやすい形状の総合栄養食に変えてあげる必要があります。
また、食べているのに痩せてきてしまう場合も栄養面で見直しを図る必要があります。

しかし、食欲不振や痩せてきてしまう原因がはっきりしないまま栄養面だけを考えても、根本に病気や機能的な問題を抱えている場合もあるので、最近食欲が落ちてきた、痩せてきているなど気になることがあれば、まずは獣医さんに相談してみることをお勧めします。

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獣医師:丸田 香緒里

◆丸田 香緒里 プロフィール

日本大学卒。動物病院勤務後、「人も動物も幸せな生活が送れるためのサポート」をモットーにAnimal Life Partner設立。ペット栄養管理士、ホリスティックケア・カウンセラー、メンタルケアカウンセラーなどの資格を生かし、病院での診療や往診のほかに、セミナー講師やカウンセリング、企業顧問、製品開発など活動は多岐にわたる。
HP:http://animallifepartner.com/

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