ペットの家族化で注目されるペット保険の種類や加入率など解説
新型コロナウイルスの影響により、自宅で過ごす時間が増えたことで、ペットがより身近な存在となったという声を耳にします。
ペットの家族化が進み、一緒にカフェで過ごしたり、旅行をするなど、おでかけをする時は、「ペットも一緒」というのが当たり前になってきました。
おでかけをする機会の増加やペットの高齢化に伴い、飼い主はペットの怪我や病気への備えについて知っておかなければなりません。
ペット保険の加入率
日本国内のペット保険加入率は、欧米に比べてまだまだ低いですが、ペットの家族化を背景に、ペット保険へ加入する方も少しずつ増えています。
■海外のペット保険加入率
海外でのペット保険の加入率は、約30%~40%といわれており、約1/3のペットが加入しています。中には50%以上の方が加入している国もあります。
■日本国内のペット保険加入率
日本のペット保険加入率は、約10〜15%といわれており、海外と比較するとまだまだ低い水準です。
人の場合は、健康保険の他に、生命保険やガン保険などに加入するのが一般的ですが、ペットの保険になると、加入していない方が圧倒的多数になっているのが現状です。
ペット保険に加入する方が少しずつ増えている
現状は、ペット保険加入率が低いですが、ペットの家族化が進むことで、飼い主の意識も変わってきており、ペット保険に加入する飼い主が増えてきています。
増えている要因として考えられるのは、ペット保険の商品が増えてきた点です。
国内で多くのシェアを誇るアニコム損保とアイペット損保がペット保険では有名ですが、最近では、auや楽天といった有名企業も次々と参入をしており、テレビCMやWEB広告でも見かけるようになりました。
ペット保険を扱う会社が増え、企業の競争が生まれることで、認知度もサービスの質も向上していると考えられます。
ペットの治療費は高額
健康保険に加入している人の場合は、治療費の30%を負担しますが、ペットに健康保険はないので、ペット保険に加入していないと数十万円の治療費が掛かるケースもあります。
大切な家族だけど、金銭的余裕がないと十分な治療ができない場合もあるのです。
■ペット保険が負担を軽減する
ペット保険に加入することで、病気、怪我、通院、入院、手術などに掛かる治療費を、補償してくれます。
※保険商品によって補償内容は異なります
ペット保険に必ず加入した方が良いという訳ではなく、家庭の経済状況を踏まえて、高額な治療費が必要になった時、すぐに支払えるようにペットの為に貯蓄しておいたり、ペット保険に加入しておくなど、もしもの時に備えておくようにしましょう。
ペット保険の種類
ペット保険を提供する会社が増えたことで、様々な選択ができるようになりました。
ペットの種類や年齢に合わせて適切な保険を探すのが一般的ですが、それに加えて普段使っているサービスを提供している会社のペット保険、飼い主自身が加入している保険会社が提供するペット保険などライフスタイルに合わせた商品も選択することができます。
■ペット保険会社一覧
- アニコム損保
- アイペット損保
- au損保
- 楽天ペット保険
- SBIいきいき少額短期保険
- PS保険
- リトルファミリー少額短期保険
- FPC保険
2022年はペット保険業界の変革の年に
■アフラック生命保険
2022年11月アフラック生命保険株式会社もペット保険への参入を発表しました。
同社は、ペッツベスト少額短期保険のスポンサーとなり、契約者を引き継ぐ方向で大筋合意しているようです。
アフラック・インコーポレーテッドは、米国における犬・猫向けの医療保険のリーディングカンパニーであるトゥルーパニオンと2020年10月に資本業務提携を締結し、米国において、職域をはじめとする幅広い販売チャネルを通じた戦略的なペット保険市場への参入を実現するとともに、成長期待の高い日本のペット保険市場への参入機会についても検討してきました。
そして、この度の基本合意に基づき、当社は2022年11月中に準備会社を設立し、年内の少額短期保険業の登録を経て、2023年4月にトゥルーパニオンとの合弁会社として事業を開始する予定です。
ペット保険事業にあたっては、当社が日本の保険市場において長年にわたって蓄積してきた経験や経営資源と、トゥルーパニオンがペット保険に関して有する高い商品開発力や契約管理システム等を活用して日本のお客様に新たな価値を提供していきます。さらに、現在保険管理人の管理下にあるペッツベスト少額短期保険株式会社(保険管理人弁護士 松永 崇、同公認会計士 泉 範行)とスポンサー契約を締結し、関係当局の承認及び契約上の諸条件の成立を前提として、同社の保険契約(対象:移転日における全有効契約)の移転を受けることで顧客基盤を引き継ぎ、速やかにペット保険事業を開始するとともに、同社の保険契約者の保護にも貢献していきます。
参照元:PR TIMES
■アイペットホールディングス
2022年11月第一生命ホールディングスが、ペット保険大手のアイペットホールディングスを株式公開買い付け(TOB)により買収すると発表しました。
大手保険会社とペット保険会社の連携によって、ペット保険業界は変革の時を迎えております。
飼い主にとっては、サービス拡充に繋がり、メリットがあるかもしれません。
まとめ
ペット保険は、全額自己負担となるペットの治療費を抑えることができます。
大切な家族だからこそ、ペット保険を活用した、もしもの時の備えを検討してみてはいかがでしょうか。
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