ドッグプールで遊ぶ!楽しみ方と注意点
気温が高く、日差しの強い日が多くなってきました。水遊びが大好きなワンちゃんは、川やプールを見ると大喜びです。
楽しい水遊びですが、思いっきり遊ぶために知っておきたい注意点もたくさんあります。
今日は、プールや水遊びについてお話したいと思います。
■水遊びが得意な犬種
豪快にプールに飛び込む姿が印象的なレトリーバー種は泳ぎが得意であることは有名ですが、名前にウォータードッグとつく犬種も多く、その名の通り泳ぎが得意で被毛は水に強い特徴があり、魚を追い込んだり網を持ってくるなど漁師さんの仕事を手伝う作業犬として飼われていた歴史をもつ犬達です。また、超大型犬であるニューファンドランドは水難救助を担う犬であることも有名です。ほかにスタンダードプードルの被毛は冷たい水の中でも体温を下げずに水鳥を追いかけるのに適し、イングリッシュセッターは鳥猟犬として活躍するため、泳ぎを得意としています。
ただ、最近のプール遊びみると、様々なワンちゃんが水浴びを楽しんでいます。大きな体でスイスイ泳ぐバーニーズマウンテンドッグや上手な犬かきを披露するチワワ、水から出ようとしない柴犬など、思い思いの遊び方で水遊びを楽しんでいます。個人的には水好きは犬種というより個性かなと思うようになりました。
■水遊びが好きになるコツ
水遊びが好きなワンちゃんがいる一方、大の苦手というワンちゃんも少なくありません。楽しく遊んでほしいという親心もわかるのですが、無理強いは禁物です。まずはどのくらい水が嫌いなのか、確認しながら水に慣らしていきましょう。
水に入る練習は安全な場所とやり方で進めていきます。小型犬ならお風呂場の洗面器、大型犬なら子供用プールなどに足首くらいまでが水に浸かるようお水を張って練習します。冷たいお水を嫌がるワンちゃんもいるので、ぬるま湯でも大丈夫です。最初は前足だけ、あまり抵抗がないなら両足が浸かるよう、中にいれてみましょう。水に入ったらすぐ褒めます。嫌がっているなら最初は数秒で長くても5秒くらい浸ったらすぐに出し、頑張ったことをよく褒めます。これを数回繰り返して練習は終わりです。この深さに抵抗がなくなったら、少しずつ浸る時間を延ばしていきます。次は足首より数センチ上にくるようお水を張り、中に入る練習をします。同じように練習を繰り返しながら、だんだん長く、だんだん深くなるよう練習していきます。
何度かトライして、どうしても受け入れてくれないワンちゃんもいます。そんな時は無理やりプールの真ん中に浮かべたり、いきなり泳がせようとするのは逆効果です。必死に犬かきしますが、大量にお水を飲んだり、溺れることもあって、ますます水嫌いになってしまいます。ワンちゃんが遊びたくなるタイミングを見計らっていきましょう。
■水遊びで気をつけたいこと
①熱中症
水遊びで熱中症?と思われるかもしれませんが、水遊びの最中は要注意です。とくにダブルコートのワンちゃんは全身が水に濡れているとき中の被毛が蒸れて体内に熱がこもり、体温が上昇することがあります。激しいパンティングや、泡状のよだれを垂らし、口のまわりが泡だらけになっているときは気分が悪い症状です。放置しておくと、呼吸困難や意識を失うこともあるので、すぐに風通しのよい日陰に移動し、タオルで水をふき取って、足の付け根を冷やして体温を徐々に下げていきましょう。
②やけど
全身が濡れているとき直射日光を浴びていると、水滴がレンズの役割をして皮膚にやけどを負うことがあります。水から上がったらタオルドライで水分をふき取り、被毛を乾かすのは風通しの良い日陰で行いましょう。
③水中毒(低ナトリウム血症)
水の中に投げたボールを取ったり、ホースから出てくる水をパクパクとキャッチしたり、ワンちゃんは水遊びになると夢中になってしまいますが、知らず知らずのうち大量の水を飲んでいるケースがあります。泳ぎが苦手なワンちゃんを無理に深い場所に連れていって泳がせたときも、泳いでいるように見えても半分溺れていて、必要以上に水を飲んでいることがあります。そんな時に起こるのが「水中毒」です。泳ぎが得意なワンちゃんが溺れて死亡する原因の1つともいわれています。大量に水を飲んだことで起きる中毒症状で血中のナトリウム濃度が薄くなることで起こります。海で泳いでいるときは逆に海水を飲んでしまうことで高ナトリウム血症を起こすことがあります。
■楽しく水遊びをするコツ
水遊びを楽しむワンちゃんを見ていると、飼い主さんも時間を忘れてしまいますが、ワンちゃんの安全を考えると10分に1度は呼び戻し、体調の変化や様子をみるために休憩を兼ねて日陰でクールダウンさせましょう。ストレス解消にもなる水遊びで楽しい夏の思い出をつくってくださいね。
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