ペットと梅雨の時期の過ごし方
ペットと梅雨の時期の過ごし方
そろそろ梅雨の季節になってきますね。長く続く雨やジメジメした空気で体調を崩してしまうことは、人間だけでなくワンちゃんネコちゃんでもよくあることです。事前に梅雨対策をして、鬱々とした雨のシーズンを乗り越えてゆきましょう。
雨のシーズン
お外でのお散歩は、身体を動かすためだけではありません。他の人間やワンちゃんとの触れ合いによって心を喜ばせる効果があるのはもちろん、様々な草木の香りや車のクラクションなど、家では感じられない刺激が脳を活性化するという効果もあります。
ですが、雨の日に無理やりお散歩しにお外へ出て、風邪をひいてしまっては元も子もありません。お散歩大好きなワンちゃんでも、雨の日は足元が濡れてしまうからか外出を嫌がる子も多いですし、指の間の泥ケアなど入念にしてあげる必要があります。
気分転換に少しだけ、ワンちゃん用の雨合羽や靴をはかせてお散歩したり、雨よけのある道までドッグカートにのせたりしてお出かけするという選択肢もあります。雨の合間を縫って軽くお外に出るだけでも気が晴れますね。お外に出ることは運動に限らずたくさんの効果があるので、できるだけ出してあげましょう。
お家で遊ぶ
雨でお外でのお散歩が少なくなってしまうときには、意識しておうちでの運動を増やしてあげたいですね。ワンちゃん・ネコちゃん用おもちゃや知育トイがたくさん発売されているので、ペットショップなどで探してみるのも楽しそうです。飼い主さんも雨の季節はお家にいることが増えるかと思うので、お家の設備を充実させるのにもちょうどよいタイミングかもしれません。
ワンちゃん・ネコちゃんの獲物を探したいという本能に基づく「ノーズワーク」や、「噛む」という生理的欲求を満たすことでストレスを解消する、噛んでも壊れないおもちゃ遊びなどで、おうち時間を充実させましょう（破壊癖や異食癖のある子はくれぐれもご注意下さい。おもちゃや毛布などが腸に詰まってなくなってしまう子が、残念ながらたまにいます。）梅雨の時期はワンちゃんネコちゃんのおうち環境を見直し、QOL（クオリティオブライフ）を高める期間として当ててみてはいかがでしょうか。
お食事
湿気が多くなりカビが発生しやすくなるこの時期は、お食事への配慮も必要です。大きい袋でのまとめ買いは避けて小分けのパックを購入するようにしたり、保存場所の温度と湿度の管理に気を配ったりしてあげましょう。湿度が高くなり気温も暖かくなってくるこの時期、特に大型犬のドッグフードなど大袋でまとめ買いしているものは、封を開けたまま対策しないでいるとすぐに傷んでしまいます。袋ごと密閉容器に入れる、除湿剤を活用する、気温が上がるところにフードを置かない、など管理に気を付けてあげてくださいね。
たとえば新しく登場したブラバンソンヌの1kgパッケージは、短い期間で食べ切れるコンパクトサイズで、ジップ機能も改善されしっかり密閉してくれるのでおすすめです。普段は2.5kgサイズを購入されている方も、高温多湿になり食材の傷みやすい梅雨の時期だけは、1kgサイズの小袋を活用されるのも賢い選択かもしれません。
皮膚の健康
ジメジメした梅雨の季節は、かゆみも出やすいです。まめなトリミングやシャンプー、お部屋の除湿を心がけてあげて下さい。
膿皮症やアトピー性皮膚炎の悪化しやすい時期です。湿気を防いでカビ予防に力を入れましょう。こまめにお洗濯をしたり、トリミングへ行ったりして、清潔に保ってあげましょう。
耳の中も湿度が上がって、外耳道炎になってしまうことがあります。とくにたれ耳の子や耳の中に毛が生えている子は、気を付けてチェックしてあげてくださいね。日頃からの耳掃除のほか、必要であればトリミングサロンで耳毛抜きをお願いしてもよいかもしれません。
ネコちゃんの換毛期
季節の変わり目、人間でいう「衣替え」が始まります。冬毛が抜け、夏毛へと生え変わる時期、通常よりも抜け毛が多くなってきます。毛繕いの際に舐めとった毛を普段は毛玉として吐き出したり便と一緒に排出したりしているネコちゃんですが、換毛期は舐めとる毛の量が増えるので注意が必要です。毛をちゃんと排出しているか、よく観察してあげましょう。
換毛期は特に、舐めとる毛の量を減らすために、ブラッシングをしてあげることもおすすめです。また、梅雨の時期はアレルギーが起こりやすく、その影響でネコちゃん自身が気にして過剰にグルーミングをしてしまうこともあります。猫じゃらしで遊んだりかまってあげたりして、ストレスコントロールをしてあげてください。
愛情で梅雨を乗り切ろう
デリケートでトラブルの起こりやすい時期ですが、住環境をより清潔に楽しく過ごせる場にするよう見直すチャンスです。愛情で、この梅雨のじめじめシーズンを乗り切っていきましょう♪
