ペットにオヤツを与える安全な方法
食べることは、生きることです。ただ栄養を摂取するというだけでなく、生きる喜びや日々の活力や楽しみにつながります。それは人間だけでなく、ワンちゃんネコちゃんでも同じこと。
可愛い愛犬や愛猫にねだられて、ついおやつを与えてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。ワンちゃんやネコちゃん用に作られたおやつであれば特に問題はありませんが、人間用のお食事やお菓子は、高カロリーだったり動物には消化できない物質が含まれていたりもしますので、避けた方が無難ですね。また、ペット用として発売されているもののなかにも、与え方に気を付けた方がいいものも含まれているので、きちんと理解したうえで適切なおやつを与えてあげましょう。
おやつでワンちゃんネコちゃんとより仲良くなりましょう
だれだって、喜ぶことをしてくれる人や美味しいものをプレゼントしてくれる人のことは好きになりますよね。ワンちゃんネコちゃんも同じです。叱られてばかり、お留守番ばかりでは寂しいもの。おやつというツールを使って、楽しい時間を演出するのは大いに良いことだと思います。
食欲旺盛な子であれば、おやつでなくても上質なペットフードを食事の時間とは別におやつ代わりやご褒美に飼い主さんの手からもらうのも嬉しいのではないでしょうか。同じ釜の飯を食う、なんて表現もありますが、食というのは絆を深めるうえで重要なツールだと思います。よりいっそう幸せなペットライフにしていくために、ぜひおやつを上手に活用して効果的に取り入れてみてくださいね。
注意点
・与えるタイミング
おやつをあげるタイミングは重要です。たとえば、無駄吠えや破壊癖が出ているときに気をそらすためにおやつを使うようなことは、やめた方がいいといえるでしょう。吠えたり穴を掘ったりするのはワンちゃんにとって自然な習性なのですが、多くの飼い主さんにとっては望まない行動だと思います。そのような行動をとっている時に、やめさせたいからと気をそらせるためにおやつを与えて喜ばせてしまうと、ワンちゃんはその行動とおやつを関連づけてしまうので、その行動が強化されてしまいます。トレーニングでご褒美におやつを使うのと同じ効果が出てしまうのです!
ワンちゃんだけでなく、ネコちゃんの飼い主さんも「ニャーニャー鳴いてうるさいのを黙らせたくて・・・」「ご機嫌悪そうだから、つい・・・」と悪癖が出ているときにおやつを与えてしまう方もいるかと思いますが、よりよい関係を築きたいのならば、「トイレでおしっこができた」「爪とぎ器で爪をといだ」などこちらが望む行動ができたときにおやつを与えてくださいね。あたりまえのことですが、1か所に決めて排泄や爪とぎをするのは本来のワンちゃんネコちゃんの習性ではありません。あたりまえでないことが、しつけによってあたりまえにできるようになるのは、ありがたいことです。望ましい行いをした時こそ、おやつを与えてください。人間社会のルールに合わせてくれてありがとう、と感謝をこめてあげましょう。
・おやつの量を計算する
栄養学的に言えば、あげなくても困らないおやつ。ほしがるままに満腹になるまで与えてしまうと、栄養バランスが崩れたりアレルギーの原因となる可能性もあります。おやつの袋の裏に書いてある1日に与えてもいい量を厳守して、可能であればおやつで増えたカロリー分のフードを減らして与えるといいでしょう。カロリー計算まではしなくても、毎日の習慣のように与えることは避けましょう。適度におやつを与える分にはそれほど太りませんが、複数のおやつを一日の摂取量めいっぱいに与えたり、フードの差し引きなしに毎日のようにおやつを与えたりすると肥満の原因になりますので、要注意です。
・運動の直前直後は避ける
大型犬のワンちゃんなどは、食事直後の運動が引き金とみられる胃捻転がおこることがあります。最悪ショック死してしまうケースもあるので、おやつに限らずフードでも食べた直後の運動は控えた方が安心です。小型犬やネコちゃんでもまれに起こりえますが、胸部の深い大型犬種などが好発犬種なので特に注意が必要です。ドッグカフェでワンちゃん用メニューを食べた場合など、すぐに運動させるのではなくゆっくりしてからご自宅に戻る方が望ましいとされています。ドッグランでほかのワンちゃんとハッスルして走り回る可能性のある時も、他のワンちゃんへの配慮やマナーはもちろん胃捻転予防という面からもおやつは避けた方が無難でしょう。
胃捻転の症状は熱中症など他の病気と見分けがつきにくいのですが、元気がなくなる、いつもよりよだれを垂らす、頻繁なげっぷ、おう吐やその素振り、お腹が膨らむなどが見られます。そのような症状が見られた際は、すぐに病院に駆け込んだ方が安心です。胃捻転の症状が出てしまうと自然に治ることは難しく、急変してから動物病院に駆け込んでも手遅れになってしまうケースもあります。
・ガムなどの詰まってしまう可能性のあるものは万が一詰まらせないよう様子が見えるところで与える
おやつを与えるときは、注意書きを必ず読んでください。ガムなどの硬いおやつは健康体の成犬・成猫にはストレス解消やあごを鍛える効果が期待できますが、老犬・老猫や病犬・病猫には硬くて消化が悪いため不向きです。また、健康体であっても毎日のように与えてしまうと、栄養の偏りはもちろん消化器官に負担がかかってしまうことがありますので、与えるタイミングはコントロールして下さいね。ガムのような硬くて消化に負担のかかるおやつは、獣医師さんと相談してワンちゃんネコちゃんの健康状態を見ながらたまに与えるといいでしょう。
節度をもって、食を楽しみましょう♪
皆さん自身でも、食べることが楽しみだという人は多いかと思います。ペットは仕事や趣味や友達が少ない分、よりいっそう食べることが生き甲斐で楽しみだという仔が多いです。おやつを与えることや上質なペットフードにこだわることはワンちゃんネコちゃんの幸せのために素敵なことですが、「うれしい」「おいしい」だけでなく「将来の健康」「未病」という観点からも、おやつやその与え方を選んでください。
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